賑々しくも厳かに。相反する2つの言葉を含有するのが神輿。神輿は神様の乗りもの。厳かな設えが求められる。一方で、神輿は賑々しく担いでこそ神様の威勢もあがりご利益も高まる。

それが担ぎ手たちの「粋」というもの。

担ぎ手たちの魂が込められるほどに、神輿には負担がかかり傷みやすくなるのは必然。だからこそ、こまめな修繕が必要となる。その定期的なメンテナンスが神輿を長持ちさせる。神輿の修繕は神を敬い、先人の想いを受けつぎ、地域を活性化させる、神聖な営みである。